中堅・中小企業のためのIT経営・IT活用セミナー

jjjjpppp2008-07-18


日経BP主催のイベント「中堅・中小企業のためのIT経営・IT活用セミナー」に参加してきた。
http://ac.nikkeibp.co.jp/nc/smb08/

目的

ITを使用し企業がどのように結果を出しているかを知りたかった。
エンドユーザの話を聞くことは、私の立場だとあまり無いので。

経営的な視点が上流工程の作業者には必須。

アジェンダ

  1. 先進企業に学ぶERPソフト導入法−失敗しないプロジェクト推進の知恵−
  2. 業務に合わせるERP - 導入成功の秘訣は「操作性」と「カスタマイズのしやすさ」
  3. 『70点導入』が企業を変える!最新事例に学ぶERP導入の成功方程式!
  4. 企業を成長させるIT投資
  5. 中堅・中小企業が勝ち抜く為のSaaS活用法〜自社構築・運用からサービス利用への変革〜

気になった言葉

  1. 売上50億ほどになってくると、会社組織の弊害、間接業務、システム間の連携による損失(販売系、在庫系)などがでてくる。
  2. ERP導入には、現場を巻き込まなくてはならない、現場にどんなメリットがあるのか
  3. いいシステムほど現場の抵抗にあう。なぜなら、変化があるから。
  4. 導入失敗例はたくさんある
  5. 規模に合ったシステムを入れることが大切。
  6. 必要なデータを入力さえしておけば、加工して何かを出せる。逆は出来ない。つまり、何を入力するかが大切。
  7. 経営者にITリテラシーがないと失敗する。
  8. 例)小里機械ではERPありきでなく、業務プロセスを見直した。現場の意見でベンダを決定。
  9. レースマシンのような素晴らしいシステムでなく、営業車のような堅実システムが欲しい。
  10. ITは「経費」でなく「投資」
  11. 見えない費用に注意(アップグレード費、利用の人件費、教育費)
  12. 経営者がITを使用して何をしようとしているのか、戦略が明確になっていないと成功しない。
  13. Saas サーバDBをシェアする為コストが低い。導入が容易最速2週間から3週間
  14. Saas データをベンダのサーバに預ける為、ユーザはそれが不安。VPNなど提案していく
  15. 労働分配率 大企業40% 中小企業80%

感想

まずびっくりしたこと、会場は目黒雅叙園(読めなかった)だったのだがあまりの豪華さに。建物の中に日本の古民家風建築物があり、そこに滝や川、鯉までおよいでいた。この会場レンタル高そうだなー

会場はなかなか広く、200人くらいはいた。経営層と思われる年配の方が多かったような気がする。中小企業の経営者向けのセミナーかと思ったのだが、そればかりでなくベンダー側もターゲットらしい。業界用語が、バンバン出てくる。ITをまったく知らない人は、ついてこれないと思った。話の内容としても、どちらもターゲットにしているような曖昧な話が多かった。どちらかに絞ったほうが、より聞きやすくなるのではないか。

「経営者がどのような点を気にして、IT投資しなければならないか。」と言うキーワードが中心に進行されていると感じた。ベンダ側もそれを知ることによって、ユーザーにより利益をもたらすシステムを構築できる。ユーザ側の視点で考えることが非常に難しいベンダの人たちは、こういった会に出席してみることはいい機会になると思う。

「企業を成長させるIT投資」で講演していた、日経BP社 宮嵜 清志さんの熱い話方が印象的だった。身振り手振りがはいると、こちらに伝わるなにかがある。

マイクロソフトの女性が美しかった。